長野県にはたくさんの登山スポットがありますが、中でも八ヶ岳は人気でしょう。
今回紹介する美濃戸フォレストリゾートは、赤岳美濃戸口に位置する別荘地です。登山口なので別荘地としては独特な立地ではありますが、登山が趣味の人にはうってつけの立地とも言えます。
それでは早速美濃戸高原フォレストリゾートを紹介していきます。今回は、便宜上美濃戸口別荘地と表記します。
標高2899mを誇る赤岳の美濃戸口に位置します。
規模としては小さい別荘地なので、美濃戸口に行ったことがある人でも別荘地に気づかない人もいるかもしれません。
美濃戸高原別荘地の案内自体は特になく、登山口の案内が出ています。この案内板の右側の道を進むと両側が別荘地です。
鹿島と三井が主張してきますが。
先程の看板の横の道を進むとそのまま美濃戸口に到着します。そのメインストリートは舗装路ですが、美濃戸高原別荘地の外周はこのような未舗装路です。美濃戸高原別荘地は舗装路が壊滅的にガタガタなので舗装の有無はあまり気になりません。
登山口に向かうバスが年中行き来するため、冬季のチェーン装着の影響で路面が悪いのだと思われます。
未舗装路は積雪に比較的強いメリットもあるので悪くはないでしょう。また、別荘地の雰囲気を決める部分でもあります。
美濃戸高原別荘地内はカラマツがほとんどを占めます。シラカバやナラなどの植物はほとんど見かけることはありません。全体的に樹高が高いので森の中にいる感じは味わえます。
別荘地の端にくると、コナラなどのどんぐり系の樹木も見られます。
別荘地自体がコンパクトで敷地内に別荘地らしい施設も少ないのであまり人気がある感じはしません。
ただ、登山口近くには少ないですが永住者もいます。美濃戸口は冬にも登山客が来るので登山口付近は季節を問わず賑わっていると思います。
美濃戸高原別荘地には管理事務所があります。
場所は登山口のすぐ近くです。
簡素な事務所ではありますが、軽トラが止まっているので安心して良いでしょう。
管理事務所のところにゴミ集積所があります。美濃戸高原別荘地はこの1ヶ所だけです。別荘地の範囲が狭いので1つだけでも良いのですが、別荘地の入り口とは遠いところにあるのでわざわざ捨てに来る必要があるといえます。
容量は十分。
私の行きつけの場所です。この施設は本来登山客が止まる宿なのですが、オーナーがシェフなのでレストランとしても人気があります。ちなみに、冬季限定のモンブランは格別に美味しいので絶対に食べていただきたいです。
冬はビーフシチュー、夏はグリーンカレーがおすすめです。この時はポルチーニ茸のペペロンチーノにしてみました。
看板犬のマロがいます。モフモフしたいところですが、接客はしてくれないので諦めましょう。非常に可愛いです。
登山が趣味の人には間違いなく好条件だと思います。
赤岳鉱泉には冬季に人口氷瀑が作られ、アイスクライミングが可能です。長野県では赤岳鉱泉と川上村の岩根山荘アイスツリーが有名です。
ちなみに、美濃戸高原別荘地は冬季の積雪もそこまで多くはありませんのでこうした冬季利用をしたい人にはもってこいです。
一つは敷地内の道路が相当荒れているという点です。冬は少し雪が積もるのでまだマシですが、夏はかなりしんどいです。スポーツカーで行くのはやめましょう。砂利道も多いので。
その他、樹種や雰囲気は好みで決めるべきだと思います。私のようにシラカバに強いこだわりがなければ気にならないでしょう。いわゆる高級感のあるリゾートではないので、あくまで”山小屋”をお求めの方向けです。
上水道は管理会社である蓼科観光が、下水道は個別浄化槽です。すなわち汲み取り式トイレです。
土地は基本的に借地権ですが、一部所有権の区画もあるようです。ちなみに賃料は206円/坪なので約64円/㎡となります。蓼科エリアの他の別荘地とほとんど同じ水準ですね。
ガスは個別プロパンです。
管理自体は自治体ではないものの、維持費はリーズナブルと言えます。地代も標準的です。
管理費 | 4万円/年 |
土地代(貸借料) | 4〜6万円/年 |
建物(固定資産税) | 3万~5万円/年 |
上水基本料 | 2.6万円/年 |
ガス基本料 | 2.4万円/年 |
電気基本料 | 1.1万円/年 |
合計 | 17.1~21.1/年 |
月換算 | 1.4~1.8万円/月 |
土地の面積は800〜1000㎡を想定して計算しています。固定資産税は建物のみにかかりますが、規模によって前後しますので概算です。
美濃戸高原別荘地は立地的には茅野市街から割と近いので便利なところにあります。
近くにあるチェルトの森や三井の森とは雰囲気が全く違うのも面白いです。