女神湖のすぐ近くに位置する標高1500mにあるのが有楽別荘地です。この有楽別荘地はやや特殊な別荘地です。
というのは、有楽別荘地は今現在は町営別荘地となっているのですが、元々は大成建設が開発した別荘地。それゆえにデベロッパー系と、町営の両方の顔を持つ珍しい別荘地なのです。
それではまず有楽別荘地の立地からご紹介していきます。
女神湖に最も近い別荘地ということになります。女神湖エリアでは比較的規模の大きい別荘地で、管理事務所もあります。
諏訪白樺湖小諸線から2か所、蓼科スカイラインから2か所繋がる道があり、アクセスがしやすいです。
新宿発のバスで来れます。別荘地自体が広いので車の方が良いです。ただ、比較的女神湖の中心地に近いため現地の移動は徒歩で事足りると思います。もちろん、別荘地のどのエリアを買うかによります。
メインの入り口はこの看板が設置されている所です。
進んでいくと、もみじ並木になっています。紅葉したらきれいでしょうね。
このアプローチが、いかにもデベロッパー系らしい立派なつくりになっていることを強く印象付けます。
もみじ並木を進むと信州リゾートサービスの事務所があります。この管理会社が有楽別荘地の管理業務を担っています。近隣の町営別荘地なら、管理を委託することも可能です。
隣にはつつじヶ丘別荘地と夢の平別荘地がありますので、明確に区切られているわけでは無く、何本かの道でそれらの別荘地と繋がっています。また、蓼科スカイラインとも連結しているので入り口が何個もあります。
デベロッパー系の別荘地だと、袋小路になっていたり、メインストリートから枝分かれする形が多いですが、有楽は全てがメインストリートですから狭い道はありません。この辺りは町営別荘地の特徴が表れています。
道幅は私の幅2mの車でも容易にすれ違うことが出来るくらい余裕があります。丁度、工事のトラックがあまり寄せずに止めてありましたが難なくパス出来ました。
道路は急こう配にはなっておらず直線的。曲がりながら上り下りするような道はなく除雪車が通ることをしっかり考えて作られていることが伺えます。
別荘地には永住者も散見され、出入りする業者も多いため活気があります。
管理事務所ではリンゴジュースやお米などが販売されているので、ちょっとした買い物をしに事務所に行く人もいます。
女神湖エリアの別荘地としては一番賑わっているように思います。
少し物販もしています。
一か所に集積するタイプです。これはデベロッパー系によくみられるものです。
水洗トイレというのが、女神湖エリアの別荘地としては稀で、ひとつ差別化していると思います。
汲み取り式もデメリットばかりではありませんが、管理の手間や費用を考えると、水洗トイレの方が良いと思う人の方が多いと思います。
また、全体的に“朽ちていない”、“生きた”別荘地なので、樹種のわりには明るい印象です。車が良く通るので落ち葉が溜まりにくく、道路をより広く使えます。
人が出入りすると住宅が生き生きとするように、別荘地も人が介入する方が生き生きとします。
樹種です。
カラマツが多く、枯葉が屋根に溜まりやすくなっています。実際、屋根にかなり積もっているところも多く、腐ると屋根の劣化に繋がりますから対策したいところです。
逆に、樹種が問題なければ、立地も良く整備も行き届いているのでおススメ出来ます。
信州リゾートサービスさんは対応も素晴らしく、好印象なのもポイントです。
カラマツです。
デベロッパー系に多い樹種ですね。直線的に生えるため電線にかかりにくく管理がしやすい反面、落葉針葉樹なので落ち葉がたくさん発生します。さらに、針葉樹の葉は舞いにくいので屋根に溜まってしまいます。
本下水完備で水洗トイレです。町営としては稀ですが、これは大成建設が開発した名残です。これが永住者が多い大きな理由だと思います。
土地は借地です。立科町の別荘地は全て借地になっています。
個別プロパンガスです。
詳しい金額が見つかりませんが、町営の相場である10万円にプラスして、信州リゾートサービスの管理プランに加入することになると思うので20万円弱、月額換算1.5万円程度だと思われます。
ただ、下水道が整備されているので、施設維持費等が購入時にかかる可能性はあるかもしれませんが、現在は町営なので分かりません。
有楽別荘地は、標高1500~1700mに位置する別荘地の中でも特に整備されており、利便性も高い別荘地だと思います。
管理会社が入っていることで、セキュリティ的にも安心感がありますし、何かあった際にすぐに対応してもらえるのでメリットが多いです。
実際に信州リゾートサービスさんの方ともお話をして、信頼できる業者だということを確信していますから、非常におススメな別荘地です。