長野県立科町の標高1500m超えの高原に位置する平坦な別荘地です。
与惣塚(よそうづか)とは、この辺りにある遺跡の一つです。茅野は仮面のビーナスの土偶が出土したり、古代の遺跡が数多く発見されている地域で、この与惣塚でも勾玉や古銭などが発掘されています。
立科町営の別荘地の中でも規模が小さめで、大通りから入ってすぐなので案外便利な場所だったりします。
ここが別荘の入り口になっています。
与惣塚別荘地に直接行く手段はありませんので、車があった方が良いです。車が無いなら、新宿発のバスでアンビエント蓼科まで行ってそこから歩くか、白樺湖から出ているバスで最寄りのバス停までくるという方法があります。
新宿からは4000円くらいで来れます。ただ、現地での移動も含めて車はあった方が良いですね。
与惣塚別荘地は非常に小規模な別荘地で、最大で3列だけとなっています。
敷地道路の状態は良好で、道幅は3mほど。すれ違うのは難しいです。特に夏は草が茂っていますので億劫です。
与惣塚別荘地の区画は非常に平らなので、建築費用が多くかかることもなさそうです。区画の谷側(道路と反対側)には景観が良いエリアもありますが、少ないです。
別荘地の南側のメインストリートです。緩やかな上り坂になっていますが直線的なので、雪の際もあまり問題にはならないでしょう。
別荘地としては、規模が小さいのと、管理事務所が無いため閑静です。小規模な別荘がほとんどで、可愛い家が立ち並んでいます。
日当たりは全体的に良く木も適度に散らばっているので、木漏れ日が心地よいです。
永住者は少ないです。
特に何もありません。町営別荘地のごみ集積所は全てこれと同じ物です。
静かな環境と、白樺が群生していること、平坦であることが与惣塚別荘地の魅力だと私は考えています。
市場原理では、平坦な別荘地は価格が高くなりやすいのがセオリーですが、市町村営の別荘地は土地面積あたり価格がどこでも同じというのが多いので、平坦でも傾斜地と同じ価格で入手できます。
当然、早く売れてしまうことにはなるものの、売り出したら即買い出来るように準備数必要があると思います。
敷地道路が狭いことくらいですかね。あまりネガティブな印象はありません。また、この後説明しますが、インフラ関係がネガティブに取られる方もいるかもしれません。
雰囲気も良く、別荘らしい景色を楽しめます。近くには女神湖、テニスコートや釣り堀、パターゴルフが出来るマーガレットパーク、牧場、スキー場などがありますから、レジャー施設も充実しています。
あとは、車が必要だというところもポイントだと思います。町営なのでサービスらしいことはありませんが、バス停が近いので絶対というわけでは無いです。
目立つのは白樺です。割合としては6割くらいが白樺で、2割がマツ、残りの2割がクルミですかね。白樺がこれだけ生えていると景観が良いですね。どんぐり系の樹木は少ないです。
クルミは白樺高原の広い範囲で見られる樹種ですが、別荘地に生えているのは珍しいですね。クルミは緑色の実がなり、それが腐って無くなると見たことのあるクルミの殻が出てきます。
下水は個別合併浄化槽で、トイレは汲み取り式になります。水道は町営の水道です。
土地は借地です。立科町の別荘地は全て借地になっています。
個別プロパンガスです。
このように、ほぼオフグリッドハウスです。断水はしてもガス、トイレが使えるので災害に強いです。
管理費はかかりませんが、定期的に利用するなら「信州リゾートサービス」さんに依頼することをおススメします。有楽別荘地の中に事務所があります。
水道、ガス等の基本料金が合計5万円ほど、固定資産税が建物によりますが1万円強、借地料が1㎡あたり40円なので、1000㎡で4万円。合計10万円ほどです。
ちなみに、先に述べた信州リゾートサービスさんの管理プランはいくつかあって、ベーシックなもので7万円ほどです。月額換算1.5万円くらいで別荘を維持できます。
与惣塚別荘地は町営別荘地の中でも特に小規模なので知る人ぞ知る別荘地です。
立科町営別荘地は標高が高く、傾斜のきついエリアが多いのでここまで平らな別荘地は稀です。
リーズナブルで雰囲気も良いので売りに出ていたらぜひ手にしたいエリアですね。