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長和町学者村別荘地を見学気分!閑静な保養地として長期滞在向きな別荘地

各地にある学者村別荘地

「学者村」という名の別荘地は各地に存在します。このサイトでも特集した安曇野の学者村別荘地もその一つです。学者村という名の別荘地は軒並み学者や作家の人が保養地や研究に専念できる場所として開発されるという共通の背景があります。 成り立ちでこの名前になっているだけで、今でも学者の人が多く所有しているかは分かりません。この記事では便宜上「長和町学者村」と呼称します。 今回紹介する長和町の学者村別荘地は長和町が運営する町営別荘地です。長和町は立科町と隣接する長野県の町で、白樺湖の北部から上田市の近くまで伸びています。長和町は他にも美し松ハイランドふれあいの郷、美ヶ原高原郷という別荘地を運営しています。しっかりとした運営母体による別荘地という時点で安心感がありますよね。

長和町学者村別荘地の場所

長和町学者村別荘地は、立科町役場と長和町役場のちょうど間くらいに位置しています。ちなみに長和町の町役場はかなりかっこいいので是非みに行ってください。 長和町営別荘地の中で一番街に近い場所にありますが、それでも森の中の別荘地という感じです。大通り沿いに総合管理センターがあるのでそこが目印です。

長和町学者村別荘地の雰囲気

入り口

長和町学者村は国道142号線の両側に別荘地が広がっています。

入り口には石碑が立っています。歴史を感じる趣です。 その向かいには工務店の事務所があります。

敷地道路と区画

長和町学者村別荘地の敷地内道路は縁石のないアスファルトで、路肩は30cmほど土があります。道路幅は狭く、すれ違うのはかなり気を使いました。 道路脇は木や草が生い茂っているのでなかなか幅寄せするのも気が引けます。 長和町学者村別荘地の道路は、入り口から続く細い一本道がずっと続いて奥まで行きます。このようにクネクネなのでスピードを出しすぎる心配はありませんが、所々見通しが悪いです。 エスケープゾーンはたまにありますが、そういう時に限ってすれ違う車は来ません。 長和町学者村別荘地はこのような看板が至る所に置いてあります。来訪者が来た時にこの番号で知らせることも出来そうです。 メインストリートから分かれる支流は見舗装路も数多くみられます。ぬかるんだり、植物が生えているということはありませんので管理状態は良好です。 森の中に入っていく感じがたまりません。

樹種

ほとんどがマツなどの針葉樹です。真っ直ぐ伸びる木が多いので木漏れ日も。 敷地内には電信柱もたくさんありますが、木々に紛れています。 どんぐり系の樹木も生えています。どの樹木も大木で立派なものばかりでした。

別荘地の賑わい

長和町学者村別荘地は、永住者も結構いてしっかり使われている別荘が多いように思います。 一方で、使われている物件であっても築年数は古いものも多いです。この別荘地が始まったのが1968年ですから、その頃に建てられたであろう物件は築50年を超えているということになります。 小規模なまさしく”山小屋”という雰囲気の家が多く、かわいいです。さらに、全体的には薪ストーブの家が多いと思いました。冬に来たら良い香りがしそうです。

周辺施設

長和町学者村は入り口に別荘管理センターがあります。この和風の建物です。一瞬蕎麦屋さんかと思いましたが。 販売などもここが行っています。 この別荘管理センターの向かいには峠の茶屋という食事処があります。 それ以外は近くに何もないです。基本的には車移動になります。

長和町学者村別荘地の魅力

別荘地の雰囲気として、プライベート感が強いという点です。隣の物件と近いところもありますが、多くはないという印象でした。 また、景色も魅力だと思います。シンボリックな山はありませんが、稜線が霞んで見えるのはなんとも神秘的です。 こうした開ける場所が点々とあるので物件選びの際は気にしてみてください。 後述しますが、長和町学者村別荘地は維持管理費がリーズナブルという点も魅力だと思います。

長和町学者村別荘地のネガティブポイント

もし別荘利用するのであれば、敷地道路の走りにくさは否めません。 基本的に一本道なので、避けるのも一苦労です。もし、幅2m弱のSUVなんかで行こうものなら心臓バクバクです。かといって、歩いて敷地外に行けるほどの距離でもなく、車移動が必須なので悩ましいです。現地で移動する用の軽自動車があっても良いくらいだと感じました。 また、雰囲気は少しどんより暗いです。晴れていても日差しが遮られていて避暑には良いかもしれませんが、もう少し明るい雰囲気だと快適かと思います。日差しが差し込もうが差し込むまいが涼しいことには変わりないので。

各種インフラ

上下水道

水道は長和町の町営水道です。下水は個別浄化槽(この場合は汲み取り便所)です。定期的な汲み取りが必要ですが、維持費はそれを入れても安く済みますし、災害があっても使える可能性が高いという利点があります。

土地

土地は所有権と賃借権の物件があります。所有権の方が維持管理費は年間で約1万円ほど安いですが、不動産取得税がかかったりしますし手放しにくいというデメリットも考慮しておきましょう。賃借権であっても長和町学者村の場合、700㎡くらいの物件が多いので地代はどちらにせよやすいです。

ガス

ガスは個別プロパン。これも別荘としては定番ですね。基本的に、このエリアの別荘は上水道以外が完全オフグリッドのいわばセミオフグリッドなので、本邸が被災した場合などの避難にも使えます。

維持費

管理費約4万円/年
土地代(貸借料or固定資産税)1.3~3万円/年
建物(固定資産税)1.3~2.5万円/年
上水基本料約2.6万円/年
ガス基本料約2.4万円/年
電気基本料約1.1万円/年
合計12.7〜15.6万円/年
月換算1〜1.3万円/月
コスト面では、管理費が同じ長和町営の他の別荘地よりも少し安いという点、土地の区画単位が1000㎡を超えないために地代が安いことなどから低価格に抑えられています。月1万円ほどで維持できるというのはかなり魅力的ではないでしょうか。

相場

相場は500〜1000万円です。500万円ですぐに住める物件はほとんどないので、リフォーム費用を合わせるとやはり700万円くらいの予算感を持っておくと良いでしょう。1990年築の物件が割と売りに出ていますが、別荘としてはそこまで古くもないです。 別荘において維持管理費が安いからといって物件価格が高くなるというようなことはありません。なので単純なエリアの人気度や物件の状態、価値で価格が決まっています。

まとめ

長和町学者村別荘地は、他の別荘地とは全く違う雰囲気を持っています。いわゆるリゾート開発された別荘地ではなくあくまで”保養地”という印象が強いです。家の中で過ごす時間が多い人向けかなと思いました。別荘地内に施設が少ないので出入りも少なく、閑静な別荘地です。
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この記事を書いた人
八ヶ岳の別荘オーナーです。このメディアが別荘の生の情報を求めている人、別荘が欲しくなるきっかけとなることを願っております。日々、新たなライフスタイルの提案を続けていきます。

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