別荘を購入するには多くの壁があります。
物件探しの記事で書いたように立地の選択、どこから購入するか、どういった形態の別荘を購入するか、管理会社はどうするかなど様々です。
まず、どこから購入するかです。選択肢は3つあります。
都会の不動産会社で購入するメリットは、2点あります。
1.手続きがスムーズ
あなたが都市部にお住まいであれば、最も気軽に物件情報を聞きに行くことが出来るでしょう。
購入の手続きの際にも近いので時間や交通費を無駄にしなくて済みます。その他、アフターサポートや売却の時も楽です。
管理会社とのコネクションを持っていることもありますので、近くにある場合はまず行くべきでしょう。
2.複数の地域の物件を比較できる
まだ別荘の場所が決まっていない場合は、地域ごとの物件や別荘地の雰囲気、管理会社のポリシーなどを一度に見ることが出来ます。
また、ほとんどの不動産会社は現地の物件を見ていますし、管理会社の対応も知っていますので根掘り葉掘り聞けます。
地元というのは、物件の地元という意味です。
こうした不動産会社から購入するメリットは以下の3点。
1. 物件のことを事細かに把握している
地元の不動産会社は事務所の近くの物件がメインなので数が多い訳ではありません。
そのため、その物件がどんな場所にあって、どんな人がどんな使い方をしていたか、メンテナンスはどの程度必要かなど別荘初心者では聞ききれない情報を教えてくれます。
このサイトで予習して専門的な知識をある程度持ってから行ってみることをおススメします。
2.その土地の気候や風土ならではの注意点を知っている
やはり地元というのはこの分野に強いです。
別荘地は僻地にあることが少なくありません。テレビで放送している天気予報や、ネットの天気予報の範囲ではない場合が多々あります。
テレビやヤフー天気などのネット天気予報は観測点が各地域に一か所決められていて、そこの天気や気温が公開されています。
軽井沢や那須高原など限られたメジャーな別荘地でなければ観測点は同じ地域内の離れた場所にあることもしばしば。
実際に私が所有している別荘も観測点よりも標高が高いので気温の予報はあてになりません。
その点、地元の不動産会社はその地域の一番寒い時の気温や積雪量、除雪の具合まで知っています。
土地勘のない場所で物件を探すなら地元の不動産会社が良いでしょう。
3.内見できる確率が高い
物件と事務所が近いので行けば内見できる可能性が高いです。
もちろん事前に連絡をするのが原則ではありますが、田舎の不動産会社は“余裕がある”ので当日連絡しても対応してくれたりします。
都会の不動産会社と違い従業員も現地にいますからこれはある意味強みです。
これは意外と知られていませんが、別荘管理会社も物件を販売していることがあります。
管理会社は大手の物件サイトには載せていないこともあり、掘り出し物が期待できます。
別荘管理会社から購入するメリットは以下の3点です。
1.比較的安い
物件仲介でなく、買ってもらった物件のメンテナンス代が別荘管理会社の収入源なので、物件仲介の料率が低いことが多いです。
これは、考えると当たり前です。
管理会社としては、物件にオーナーが居続けることが最も重要だからです。値下げをしてでも売りたい場合が多々あります。
私が別荘管理会社の物件を紹介してもらった際も、資料やネットに載せている金額よりも低い額を提示してくれました。
2.管理状況が分かる
例えば、屋根の修理や大規模なリフォームをいつしたかなど、素人が見ただけでは分からない管理状況を詳しく知ることが出来ます。
別荘は気候や気温の変化が大きく、都会では考えられないようなメンテナンスが必要です。
管理状況を知っているだけでも今後かかるコストが分かるのでメリット大です。
3.メンテナンスが必要な箇所と費用が具体的に分かる
上記の内容と少しかぶりますが、少しポイントがあるので別で書きます。
別荘はイニシャルコストももちろん重要ですが、メンテナンスコストも馬鹿になりません。
不動産会社が提示するメンテナンス代は外注の料金なので上乗せが含まれていること、提示額と実際に請求される額が結構違うことも少なくありません。
調べてみたら思ったよりも深刻で全部直したら倍くらいかかってしまうこともあります。
おススメは別荘管理会社です。
物件数が少ないのが難点ですが、その中でお気に入りがあれば前向きに検討するべきでしょう。
別荘の肝は「管理」です。
物件を購入する際も管理状況は大切ですし、所有している時も管理が最重要です。
物件購入後も管理会社との関係が一番濃いので、管理会社自体を選ぶという意味でもおススメ出来ます。
いつも、憧れをもって、拝見。大いに参考にさせていただいています。
「白樺ハイランド」に(私でも買えそうな)物件を見つけました。
R.F.さんの「白樺ハイランド」紹介記事があればいいなぁ、と思い、
ここに記します。