軽井沢は非常に広くエリアが様々あります。今回紹介するのは、軽井沢の中でも全国誰もが想像してるThe軽井沢と言える、旧軽井沢エリアです。
今の軽井沢はアウトレットがある南側に観光客が集まっていますが、アウトレットが出来るまでは北側のエリアが栄えていました。軽井沢銀座と呼ばれる商店街や万平ホテル、白糸の滝などの観光地があります。
そして、最も歴史のある別荘地エリアがこの北側の旧軽井沢と呼ばれる区画です。
広大な面積と、区画あたりの面積の広さは日本中どこを探しても見当たらないほど圧倒的なもの。私が18歳の時に初めて訪れた時にその雰囲気、匂い、肌で感じる湿度はまさに異世界でした。
この記事では、旧軽井沢エリアの雰囲気をお伝えできればと思います。
軽井沢と一言に言っても、非常に広いので場所によって雰囲気は全く異なります。
大きく分けると、以下のようになります。(もちろん、不動産会社さんではそれぞれ分類してる場合もあります)
この中でも旧軽井沢が最も軽井沢らしい場所です。あなたが写真で見たことがある軽井沢はほとんど旧軽井沢だと思います。新軽井沢は住宅地の様な感じで別荘地らしさは希薄。南ヶ丘・南原は旧軽井沢とはまた違った美しい別荘地です。
追分は軽井沢駅からはやや離れるものの穏やかな別荘地です。価格も手頃。
これら他のエリアと比較した旧軽井沢エリアの特徴は以下の4つです。
別荘地内はこのように直線道路で区切られています。坂はほとんどなく、見晴台の方に行かなければまっ平な区画がほとんどです。
この画像が旧軽井沢の全てを表していると思います。苔むした低めの石垣、まっすぐ伸びた杉の木、直線で平らな道路、区画全体が木陰になっているというこの風景です。実はこの石垣は苔を残しておく必要があり、清掃業者には口酸っぱく苔を取らないように言われているらしいです。
旧軽井沢にもこういった未舗装路が残されています。こちらは保存会があるほどなのでなくならないでしょう。軽井沢は特別雪が降るエリアではありませんから未舗装のメリットはそこまで多くはないのですが、雰囲気作りを大切にしている別荘オーナーたちの粋な計らいだと私は感じます。
石垣は小さい石を積み重ねたものが多く、これが私が思う南ヶ丘・南原エリアとの違いです。
旧軽井沢エリアは公園がいくつかあります。最も有名なのが矢ヶ崎公園。とても気持ち良い場所です。
別荘地内は、厳密には三井の森や鹿島の森などに分かれていますが、実際に行ってみると境界線がある訳でも、看板がある訳でもないので分かりません。随所に道案内の看板があります。
中には環状交差点があります。6方向か7方向が合流する本格的な環状交差点です。この交差点の周りは美味しそうなカフェやレストランが集まっています。
環状交差点からほど近い場所に雲場池があります。こちらも公園になっています。隣にはカフェがあります。旧軽井沢はとにかくエリア内に飲食店や小規模なカフェがたくさんあるのが特徴です。
旧軽井沢エリアは南ヶ丘・南原と違ってゴルフ場は少ないです。この鹿島の森ホテルの向かい側にあるくらい。見ての通り高級車のオンパレードです。
そして外せないのが軽井沢銀座。旧軽銀座とも言われますね。この日はお盆の数日前で賑わっていました。様々な店があり、一本入ると小洒落た雑貨屋さんも多く楽しいです。コロナの影響かやや空きテナントも散見されました。
旧軽銀座を抜けるとその先に矢ヶ崎川があります。見ての通り、緑いっぱいの空間です。川沿いは本当に涼しく、商店街から歩いて2分ほどしか離れていないにも関わらず体感2度ほど涼しく感じます。
まず覚えていただきたいのが、「軽井沢銀座に行けばなんとかなる」ということです。
商店街の中には郵便局があり(駅の近くにもあります)、食料品も容易に入手可能。
線路沿いに近いエリアであれば、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート全て揃っております。
スーパーは車で行く距離になりますが、別荘での滞在は決して短くないでしょうから、荷物が多く車は必須かなと思います。
スーパーはデリシアか、南側にあるツルヤが近いでしょう。非常に綺麗で品揃えも豊富なので色々回る必要がなく便利です。
ドラッグストアもあります。
冒頭にも述べましたが、軽井沢は大きな町なのでなんでもあります。ホームセンターもあれば、ヤナセのディーラーもあるので、突発的にメルセデスを買いたくなっても大丈夫です。
冒頭では億越え物件が多い話をしました。ですが、実際どうかというと旧軽井沢に分類されるエリアが広い故に相場の幅も広いです。軽井沢駅から5キロほど離れた傾斜地であれば、中古建物付きでも2000万円ほどで購入可能。蓼科だと駅から5キロには別荘地は存在しませんし、白馬などでもまともな駅まではだいぶ距離があります。
その点旧軽井沢エリアは駅に近い割には安いと私は考えております。
しかし、駅から3キロ以内の鹿島の森、三井の森、泉の里は桁違いです。高いと土地だけで5億円を超えるものもあります。
旧軽井沢は大手デベロッパーが芸術的な平家の建物を建てて2億円前後で販売する手法が多く取られていますが、軒並み成約済みです。建設している間に売れるのがほとんど。数億円の資金があれば、積極的にそういった物件を検討してみても良いかもしれませんね。
南ヶ丘・南原が高騰しつつありますが、旧軽井沢は相場が青天井なのを除けば必ずしも夢の様な金額という訳でもありません。傾斜地のエリアも警官の良さや人の少なさという魅力もありますから、ぜひ一度行ってみてください。
旧軽井沢は、別荘の購入を検討している人であれば一度は訪れていただきたいエリアです。それは、軽井沢に買おうと思っていなくても、行って欲しいです。
これが別荘だ、と言わんばかりの素晴らしい街づくりや雰囲気が非常に分かりやすいです。
1億円を超える物件も多いですが、そのくらいの資金力がある人は決して少なくないと思いますので、最高の旧軽井沢の別荘ライフを実現していただきたいです。