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別荘の車|別荘族御用達の車たち

別荘を持つならば、現地での移動も含めて、車があると便利です。中には車を趣味にしているから別荘を検討している人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は車オタクでもある筆者が別荘向きの車、選ぶときの注意点をお伝えできればと思います。

そうそうたる高級車で来るイメージ

別荘オーナーというと大企業の役員や会社経営者、政治家などをイメージしている人も多いと思います。

確かに、そういう人もいますが、大半はちょっとお金を持っているサラリーマンや退職した人です。さすがに一般的な経済レベルを下回る人はほとんど見かけません。

そうなると、別荘に集まる車は高級車ばかりというイメージになるかもしれません。

しかし、実際はそこまで顕著でもないです。富裕層でも特に車に興味がない人も多いので、高級車は目立つだけで少数派です。まぁ、別荘地に入る前のスーパーには別荘族と称される県外ナンバーの高級車が散見されますが、大多数は普通の車です。

ではどんな車が人気なのでしょうか。

冬に走れる車

やはり、雪が降るエリアの別荘が多いので、雪道走行が安心な車が多いです。SUVや、セダンでも4WDです。

具体的にはスバルとマツダです。マツダは燃費が良くてパワーもあるディーゼルエンジンと4WDを組み合わせた車種が用意されているので別荘族御用達です。ミツビシのデリカや日産のエクストレイルなんかもよく見かけますね。

一方で、見かけないのがワンボックスカー。世代的な理由もあるとは思いますが、子連れでもワンボックスは見かけません。

外車だと、ボルボ、メルセデス・ベンツ、BMW、ポルシェが多いです。やはりドイツ車は人気ですが、外車に対するドイツ車の割合も高いので、別荘だからという感じはしません。

ボルボはスウェーデンのメーカーで、ドイツ車に比べるとサイズの小さい車も多いですし、4WDのシステムや雪道モードも優秀なので人気ですね。

4WDよりも重要なこと

それは、タイヤと重量バランスです。

何よりも、タイヤが重要です。状態が良いスタッドレスタイヤを装着していれば、ほとんどの道を走れます。

チェーンは搭載義務がある地域もあるので必携ですが、地元の人がチェーンを装着することは稀です。

普通に止まらずに走行していれば、まず問題は起こりません。問題が起こるとしたら、上りの発進時です。ワンボックスなどの重量バランスがあまりにも前に寄っている前輪駆動車は坂を登れません。

冬に行くと別荘地内でスタックしているのを見かけることがありますが、ワンボックスが多いです。

よく、後輪駆動車(FR)が雪道に弱いと言われていますが、やや偏見のように思います。実際、BMWのようなFR車ばかり作っているメーカーはしっかりとした雪道モードもありますし、なにより前後重量配分がほぼ50:50になっているので、坂道でもトラクションをかけられます。これにスタッドレスが組み合わさればなんら問題はありません。

ディーゼルエンジンの注意点

ディーゼルエンジンは軽油でエンジンを動かす車のことを言いますが、軽油は氷点下になると凍ってしまいます。ですから、寒冷地でない首都圏や大都市で給油した場合は、出来るだけ燃料を減らして、現地でもう一度給油することをおススメします。

寒冷地の軽油には添加剤が入っているので、放置しても凍らないようになっています。

燃費が良いので中々減りませんが、是非とも燃料マネジメントをお忘れなく。

冬に走るときの注意点

まず、冬の道路を走ると、激しく汚れます。

ですから、汚したくない車では行かない方が良いでしょう。別荘に超高級車が集まらないのもこのためだと思われます。

また、雪が汚いだけではありません。雪が降る地域では多くの場合、除雪材が撒かれます。塩化カルシウム、通称塩カルですね。

この塩カルは水に反応して熱を発し雪を解かすものです。熱が発生するので、もし車に付着したら塗装が痛みます。

だからと言って、それを安易に水で流すと凍ってしまい二次被害が起こるので基本は帰宅してから洗浄します。

走行時のポイント

雪道走行は、急ハンドル、急ブレーキをしないのが大原則。ただ、これは普段の運転でも同じです。

走行シーンにもよりますが、50キロくらいで走るなら、雪道モードでなくても良いです。雪道モードは低速の発進時や、別荘地など入り組んだところでハンドルを切りながらアクセルを踏むシーンで活躍するものだと思ってください。

雪道モードになると、オートマならどんどんシフトアップしていき低い回転数でじわじわ出力するようになります。アクセルを踏んでもほとんど反応しなくなるので、空転するのを防ぎます。

4WDだと、前後のトルク配分を均等にするようなものもあります。この場合、通常より小回りが利かなくなる可能性があるのでご注意ください。

迷ったら走らない

怖かったら、止まりましょう。わざわざリスクを負う必要はありません。

特に、雪道走行に慣れていない人が夜に外出するのはやめた方が良いです。アイスバーンになっていても判別不可能ですから。

また、スタックした時はいち早く助けを求めましょう。わざわざ雪道を走りに来る人もいます。そうした人達は助けたい欲がある人も少なくないので、それっぽいオフロード車を見つけたら助けを乞いましょう。

お礼は忘れずに。

まとめ

別荘族の車は案外実用的なので、参考にすると良いかもしれません。

高級車は少数派なのでご安心ください(笑)

この記事を書いた人
八ヶ岳の別荘オーナーです。このメディアが別荘の生の情報を求めている人、別荘が欲しくなるきっかけとなることを願っております。日々、新たなライフスタイルの提案を続けていきます。

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